世界中で人気を博する入手困難の山崎ですが、本記事では山崎を定価で買う方法を紹介します。
サントリーシングルモルトウイスキー山崎とは
山崎の歴史
『日本人の手で、世界に誇る日本のウイスキーを作りたい』
1923年、サントリーの創業者である鳥井信治郎が、山崎蒸留所の建設に着手することからはじまりました。
当時、日本人から好まれなかった日本のウイスキーですが、試行錯誤の末、2代目マスターブレンダーである佐治敬三によって、1980年初頭に誕生したのがサントリーシングルモルトウイスキー山崎です。
山崎の特徴
シングルモルトウイスキー山崎の特徴は、熟成から生まれる甘く華やかな香りです。
香りにはグラスを立ちのぼる花や果実を想わせます。
ロック、水割り、ストレート、ハイボール。
どんな愉しみ方でも頂けるウイスキーであるため、ジャパニーズウイスキーにもかかわらず、日本人だけでなく海外からも人気なウイスキーとなっています。
山崎の定価(サントリー希望小売価格)
ネットなどでは価格が高騰していますが、代表的な山崎のサントリー希望小売価格はいくらになっているでしょうか。
山崎12年
¥8,500(税別) / 700ml
山崎18年
¥25,000(税別) / 700ml
山崎25年
￥125,000(税別) / 700ml
サントリー希望小売価格は以上となっております。
では、なぜ山崎は店頭から消え、価格が高騰してしまったのでしょうか。
なぜサントリーウイスキー山崎は入手困難なのか
ハイボールブームや酒税法によるウイスキーの需要増加
山崎が定価で入手困難になった一つの要因は、ハイボールブームによるウイスキーの需要増加です。
ウイスキーのソーダ割りは１０年以上前、そこまで人気ではありませんでした。
しかし、酒税法によってビール等の酒類が値上がりした事を受けて、サントリーが売り出した角ハイボールは人気商品となりました。
お求めやすさや飲みやすさ、ヘルシーであることなどが評価され、2008年ごろからウイスキーの需要が増加しました。
また、2015年から放送された連続テレビ小説『マッサン』で、さらにウイスキー人気に拍車がかかっていきました。
ジャパニーズウイスキーの海外評価の向上
ウイスキーが品薄になるもう一つの要因として、山崎は『ワールド・ウイスキー・アワード』など数多くの国際的な賞を受賞しました。
2000年頃から世界中で評価されはじめたジャパニーズウイスキーの需要は、ますます大きくなっていき、海外からの買い付けも増えていきます。
しかし、ウイスキーの生産過程では樽で熟成させる必要があり、毎年計画出荷しているものの、供給に対する需要が追いついていないため、人気のウイスキーである山崎は入手困難となっていきました。
山崎を定価で買う３つの方法
ハイボールブームや酒税法、海外需要の増加などによって定価で入手困難となった山崎を定価で買う方法を紹介します。
小さい酒屋で買う
酒屋であれば、規模の大小に関わらず定価で販売していることがあります。
流通の多い酒屋には珍しいウイスキーや数多くのお酒が取り扱われていますが、大きな酒屋ですと、プレミア値で販売させていたり、転売ヤーにすぐに買われます。
一方、小さい酒店であれば、流通は多くないものの、転売ヤーなどのライバルも少ないようです。
近所に比較的小さな酒店があれば、定価で山崎が置いてあるかもしれないので、チェックしてみましょう。
コンビニで買う
意外かもしれませんが、コンビニも定価で買う一つの方法です。
シングルモルトウイスキーは700mlが定番ですが、山崎に関しては180mlという小瓶サイズの取り扱いもしています。
100mlあたりの金額も変わらず、定価で購入出来ます。
700mlサイズの山崎は転売ヤーなどが多く買ってしまいますが、一方で180mlサイズの山崎はコンビニでメイン販売されているので、比較的購入し易いようです。
ちなみにローソンでの目撃情報が多いので、近所のローソンに行って180mlサイズの山崎が置いてあるか探してみましょう。
Amazonで買う
ネットでは価格高騰している山崎ですが、Amazonでも定価で買える場合があります。
基本的にはプレミア値でしか販売されていませんが、月に２回程度の入荷の際には、定価で山崎を手に入れられます。
ただし、すぐに完売してしまうため、毎日サイトをチェックする習慣を身につけましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ウイスキーブームにより、原酒が不足している山崎を定価で購入するのは中々難しいようです。
しかし、こまめに酒店やコンビニをチェックするなど、常日頃から目を配らせておく事で山崎を定価で購入出来る場合もあるようです。
近所の酒店で情報収集することから始めていきましょう。